CCCのディスクセンターは、Macにマウントされている、ローカルに接続された各ボリュームについての一般的なボリューム情報を表示します。 また、APFSボリュームのスナップショットのリストとスナップショットに関連する設定、および、これらのボリュームの読み込みと書き出し速度とエラーの統計情報も表示されます。 CCCのサイドバーからボリュームを選択して(サイドバーが非表示になっている場合は、ツールバーからサイドバーをクリックしてください)、そのボリュームをディスクセンターに表示してください。 また、CCCは選択したボリュームに関連するバックアップタスクも表示します。
基本的なボリューム情報
サイドバーにあるディスクセンターの表は、ローカル接続の、マウント済みボリュームのリストを表示しています。 これらのボリュームの1つをクリックすると、ボリューム名、ファイルシステム、容量、ディスクの使用状況、およびそのボリュームのスナップショットのリストなど(適用される場合)が表示されます。
FileVault 暗号化
製品ツアー: バックアップボリュームで暗号化を有効にするには
APFSフォーマットのボリュームでFileVaultを有効にしたい場合は、FileVaultスイッチをオンの位置に切り替えるだけです。 CCCはパスフレーズの入力を求めた後、そのボリュームの暗号化を有効にします。
すでに暗号化されているボリュームでFileVaultを無効にしたい場合は、FileVaultスイッチをオフの位置に切り替えるだけです。 CCCはパスフレーズの入力を求めた後、そのボリュームの暗号化を無効にします。
フルディスク暗号化はAPFSボリュームに限定され、macOS起動ボリュームのグループのメンバーである (または、あった) ボリューム (つまり、"データ"または“システム”の役割を持つボリューム) では利用できません。 起動可能なボリュームでFileVaultを有効または無効にしたい場合は、そのボリュームからMacを起動し、システム設定でFileVaultの状態を変更してください。
暗号化も暗号解除もどちらも変換処理です。 これらの処理には数時間かかることもありますが、注意を払わなくてもバックグラウンドで処理されます。 暗号化または暗号解除の変換が進行中、CCCは進行状況を示します。 APFSは、変換作業が進行している間、スナップショット関連のアクティビティを一時停止しますので、注意してください。 ボリュームが暗号化または暗号解除中にバックアップタスクを実行すると、スナップショットの作成または削除に関連するエラーが報告されることがあります。 これらは無害で、変換が完了すれば自然と解決します。
ドライブの統計情報
ウインドウの一番下にある表には、選択中のボリュームの現在の読み込みと書き出しアクティビティを表示します。 ディスクアクティビティはハードドライブのインタフェースでmacOSにより収集されますので、同じディスクに常駐する複数のボリュームのデータは同一です。
ディスクエラーの統計情報
読み取りおよび書き出しエラーの統計情報が存在する時、CCCから報告があります:
読み取り、書き出しエラーは、ディスクがMacに接続されて以降、完了できなかった読み取り、書き出しの試みの件数を示します。 壊れたセクターに常駐しているファイルがディスクのファームウェアに自動的に削除されない場合、読み取りエラーがしばしば発生します。 このようなファイルはCCCも読み取ることができないので、これらのファイルを読み込めませんでしたという報告がバックアップタスクの最後にCCCから送信されます。 読み取りエラーは必ずしもハードドライブのエラーを示唆するものではありません。 例えば、この数字は、同一の壊れたファイルの読み取りを複数回試みた場合、確実に上昇します。 しかし、一般的に読み取りエラーはバックアップタスクのパフォーマンスを低下させる物理的なハードウェアの問題に関係しています。 macOSが読み取りエラーを上手く処理せず、ディスクにアクセスを試みると、システム全体の機能停止につながる場合もあります。
書き出しエラーはより深刻です。 書き出しエラーを報告するディスクがある場合、デバイスのハードウェア設定に問題があるか (例:不良なケーブル、ポート、 エンクロージャー、USBハブなど)、そのディスク自体に問題があると考えられます。
スナップショットの管理
APFSフォーマットされたボリュームが選択されると、CCCはボリュームのスナップショットのリストと、そのボリュームのために設定されたスナップショットの保持に関するポリシーが表示されます。 スナップショットの管理に関する詳しい情報。
ディスクユーティリティと [他のサードパーティユーティリティ] からはこのディスクの問題が報告されません。 なぜCCCからは報告があるのですか?
読み取り、書き出しエラーの統計情報は低いレベルのストレージドライバーに保管されていて、ボリュームに特有のものではありません。 通常読み取りエラーが生じる時、ハードドライブのファームウェアは影響を受けた部分のデータをディスクの別の部分に移動を試みてから、破損した部分をスペアします。 それが成功すると、ストレージドライバーの統計情報は最新ではないという可能性が生まれます。 これらの統計情報は、影響を受けたディスクが物理的にMacから接続解除されるか、再起動された時、リセットされます。