製品ツアー:バックアップのバックアップ履歴の保持をカスタマイズする方法をご紹介します
CCCは、バックアップタスクの開始時にスナップショットを"間引く"ことで、バックアップ・バージョンの幅広い年齢範囲を保持しながら、スナップショット全体のディスク使用量を削減します。 間引いた後、CCCは空き容量がしきい値以下であれば、最も古いスナップショットを削除 (プルーニング)します。 デフォルトでは、CCC は以下の保持設定を適用します:
- 時間ごとのスナップショットは24時間保持されます
- 日ごとのスナップショットは30日間日保持されます
- 週ごとのスナップショットは無期限に保持されます†
- SafetyNetのスナップショットは7日間保持されます
- [プルーニング] 空き容量が30GB以下になると、上記のプルーニング設定に関係なく、最も古いスナップショットが削除されます。
保持ポリシーをカスタマイズするには
デフォルトの保持設定は、単純なソースが1つの、専用バックアップがある構成に適しています。 これらの設定は、バージョンの粒度、最大保持年数、スナップショットのディスク使用量の間で良いバランスを提供します。 バックアップ要件がより複雑な場合は、“スナップショット保持のポリシー”をカスタムに定義できます。 カスタムポリシーを使うと、1時間ごとのスナップショットを無期限に保持したり(極端な例ですが)、特定の日数より古いスナップショットを削除したり、特定の空き領域やスナップショットのディスク使用量の要件を適用したりして、スナップショットのディスク使用量を同じディスク上の複数のバックアップボリューム間でより公平にバランスさせることができます。
CCCのサイドバーでボリュームを選択し、ウィンドウの右下にあるカスタマイズボ タンをクリックして、そのボリュームのスナップショット保持ポリシーをカスタマイズします。 デフォルト設定を使用をクリックすると、デフォルト設定に戻ります。
CCC製品ツアー:バックアップボリュームのスナップショット保持ポリシーをカスタマイズするには
カスタマイズされた保持ポリシーを使用する場合、スナップショットのプルーニング設定はオプションです。 ディスクがいっぱいになったときにCCCにスナップショットを削除させたくない場合は、最低空き領域の設定を無効にすることができます。 バックアップ先の容量が不足し、CCCにスナップショットの削除を許可していない場合、バックアップタスクはエラーで実行できません。注意してください。 スナップショットのプルーニングに関する通知をmacOS通知センターに送信するようにCCCダッシュボードを設定することもできます。
他のアプリケーションで作成されたスナップショット
スナップショットを削減とプルーニング中、CCCは他のアプリケーションで作成されたスナップショットを削除することは決してありません。 他のアプリケーションで作成されたスナップショットを削除したい場合は、CCCのサイドバーで関連するボリュームを選択して、削除したいスナップショットを選択してから、“削除”キーを押してください。
CCCのスナップショット保持のポリシーは、スナップショットがそのボリュームで有効な場合のみ適用されます
以前に作成されたCCCのスナップショットを含むボリュームのCCCのスナップショットサポートを無効にすると、CCCはそのボリュームに関しては自動的にスナップショットを削減しません。 スナップショットのサポートを無効にしている場合、スナップショットの切り替えボタンの上に表示されているスナップショットを削除して問題ありません。 表の中のスナップショットを1つ以上選択してから、“削除”キーを押すだけです。
スナップショットの保持ポリシーはどのスナップショットを保持するかを定義するもので、いつ作成されるかを定義するものではありません
CCCはバックアップタスクが実行される時に、そしてバックアップタスクが実行される時にのみ、スナップショットを作成します。 CCCはスケジュールされた時以外に、また手動でバックアップタスクを実行する時以外にスナップショットを作成することはありません。 このように、“24時間の間、1時間ごとに最高1つのスナップショット”を保存するという保持ポリシーは、前日の分として24のスナップショットがあるということを示唆しているわけではありません。 バックアップタスクを日ごとのみ実行するよう設定している場合、ボリュームには1つのスナップショットのみが表示されます。 時間ごとのスナップショットが欲しい場合には、バックアップタスクが時間ごとに実行されるよう設定されているか確認してください。
CCCはバックアップを完了するために追加の空き領域が必要であれば、空き領域の制限を上書きします
デフォルトの空き領域の制限は30GBになっていて、通常それぞれのバックアップタスク中、CCCが30GBのデータを確実にコピー先ボリュームに書き込むことができるようになっています。 CCCが30GB以上のデータをコピーする必要があり、コピー先にその領域がなく、さらに、空き領域を維持の設定が有効になっている場合に限り、CCCはバックアップタスク中に追加のスナップショットを削除し、空き領域を増やします。 この“緊急”削除が発生した場合、CCCはバックアップタスクイベントに通知を追加して (タスク履歴ウインドウに)、コピー先ボリュームの“スナップショットの保持ポリシー”を確認するよう提案します。
スナップショット保持のポリシーを確認するには:CCCのサイドバーからコピー先ボリュームをクリックして、カスタマイズをクリックすると、保持ポリシーの設定をカスタマイズできます。 特に変更を検討した方が良い設定は、"xx GBの空き領域を保持"とラベルされているものです。 空き領域の制限を確認する際には、自分のバックアップタスクが通常30GB以上コピーするかどうかを考えてください (算定するには CCCの“タスク履歴”ウインドウを利用してください)。 緊急の削除とそれに伴う通知を回避するためにも、通常コピー先にコピーされるデータ量を保管しておくのに十分なスペースを残す値を指定してください。
バックアップタスクが突然普段よりも多くのデータをコピーしていることに気が付いたら、問題が起きている可能性がないか確認してください。 例えば、別のソースを同じコピー先にバックアップするバックアップタスクが2つ以上ある場合、それらのタスクが競合していて、お互いのファイルを削除しているかもしれません。 また、コピー先のディスク使用量がソース (スナップショットのディスク使用状況) に比べて異常に多くないかどうかを確認してください。 ディスクの使用状況に疑問がある、またはCCCがコピーしているデータ量に説明がつきにくい場合、お気軽にお使いの設定について 詳しく確認をするためにお問い合わせ ください。
スナップショットの保護
スナップショットを手動で作成したい場合や、スナップショット保持ポリシーとは別に特定のスナップショットを守りたい場合があります。 CCCの“スナップショットの保護”を使うと、その機能を実行できます。 保護されたスナップショットはスナップショットを自動で削減およびプルーニングする間(例:バックアップタスクの開始時、バックアップタスク中に空き領域が少なくなった場合)、削除の対象になりません。 スナップショットの保護を適用しても、手動でスナップショットを削除することが妨げられることはありません。また、スナップショットが他のアプリケーションによって削除されることから保護されることもありません。この点はご注意ください。
ボリュームに新しい“スナップショットの保護”を作成するには、CCCのサイドバーでそのボリュームを選択し、スナップショットの表を右クリックして、コンテキストメニューから保護するスナップショットを作成を選択します。 既存のスナップショットを保護されたものとしてマークするには、そのスナップショットを右クリックし、スナップショットの保護… を選択します。 CCCはダイアログを表示し、スナップショットを保護するだけでなく、コメントを追加する機会を与えます。
後でコメントを見るには、スナップショットが保護されていることを示すロックアイコンにマウスカーソルを合わせてください。