- 保持ポリシーは1時間ごとに1つのスナップショットを保持するとなっています。 自分のディスクに時間ごとのスナップショットがもっとたくさんないのはどうしてですか?
- “_CCC SafetyNet”フォルダはどこに行ったのですか?
- APFSフォーマットされたボリュームで暗号化を有効にしたところです。 CCCがスナップショットを作成できないというエラーが出るのはどうしてですか?
- スナップショットのサポートをソースボリュームで有効にする必要がありますか?
- CCCスナップショットのサポートがソースボリュームで無効になっているのに、CCCがソースにスナップショットを作成するのはなぜですか?
- スナップショットのディスク使用量の総量が、個々のスナップショットのディスク使用量を足した合計よりも多いのは、なぜですか?
保持ポリシーは1時間ごとに1つのスナップショットを保持するとなっています。 自分のディスクに時間ごとのスナップショットがもっとたくさんないのはどうしてですか?
ディスクにスナップショットを作成するための最大のコントロールとして、CCCはバックアップタスクが実行された時にのみスナップショットを作成します (1時間ごとにスナップショットを作成する、設定不可能なTime Machineと比べてこれが特に対照的な点です)。 バックアップタスクを日ごと、または週ごとに実行するよう設定している場合、CCCは時間ごとのスナップショットを生成しません。 保持ポリシーは指定された期間 1時間ごとに 最高で1つのスナップショットを残します。 これは、その期間 1時間ごとに 最低 1つのスナップショットを残すという意味ではありません。 時間ごとにスナップショットを作成したい場合には、時間ごとにタスクを実行するようスケジュールできます。
“_CCC SafetyNet”フォルダはどこに行ったのですか?
APFSでないボリューム、またはCCCのスナップショットのサポートが無効になっているAPFSボリュームと動作する際、CCCは、SafetyNet機能がオンになっていると、"_CCC SafetyNet"フォルダをコピー先ボリュームのルートに作成します。 CCCがコピー先をアップデートすると、ソースに存在しないファイル、またはアップデートされたバージョンで置き換えられたファイルは、そのSafetyNetフォルダに移動します。 しかし、スナップショットのサポートがAPFSのコピー先で有効な場合、そのフォルダはSafetyNetのメカニズムの一部として使用されなくなります。 代わりに、CCCはタスクの開始時にSafetyNetのスナップショットを作成し、その後コピー先のアップデートに進みます。 古いバージョンのファイルとソースに存在しないファイルは、コピー先から即座に削除されます (しかしまだ、SafetyNetのスナップショットによって保護されています!
レガシーSafetyNetフォルダを持つAPFSのコピー先ボリュームでスナップショットを有効にしている場合、CCCはまずSafetyNetのスナップショットを作成します。 SafetyNetのスナップショットの作成を完了した後 (それにはレガシーSafetyNetフォルダが保持されています)、レガシーSafetyNetフォルダは削除されます。 その後、SafetyNetのスナップショットは、コピー先ボリュームのためのスナップショットの保持ポリシーで定義されたSafetyNet保持の対象になります。 そのSafetyNetフォルダのコンテンツにアクセスしたい場合は、“SafetyNetのスナップショット”をダブルクリックして、それをFinderに表示してください。
SafetyNetを使ってファイルの古いバージョンを復元することに慣れている場合、バックアップのスナップショットがその目的を実行するようデザインされていますので、注意してください。 SafetyNetのスナップショットは、コピー先に残していた何かがバックアップタスクを実行後に喪失した場合にのみ、使用を検討してください。
APFSフォーマットされたボリュームで暗号化を有効にしたところです。 CCCがスナップショットを作成できないというエラーが出るのはどうしてですか?
APFSファイルシステムは、暗号化の変換が進行中、スナップショットを作成、または削除することはありません。 CCCのサイドバーでボリュームを選択すると、変換の進行状況を確認できます。 変換が完了すると、CCCのスナップショットの作成または削除に関する問題はなくなります。
スナップショットのサポートをソースボリュームで有効にする必要がありますか?
CCCはスナップショットのサポートをソースで自動的に有効にしません。 しかし、時には、古いバージョンのファイルを保持するために、ソースのストレージスペースを使用することは理にかなっています。 例えば、仮に旅行にバックアップディスクを持って行かないけれど、旅行先でもちょっとしたバージョン管理のサポートが欲しいとしましょう。 タスクを実行時にバックアップボリュームが存在しないが、ソース上でスナップショットサポートが有効になっている場合、CCCはソース上に“休暇中の”スナップショットを作成します。 これはバックアップ(冗長ハードウェア上のデータのコピー)ではありませんが、バックアップディスクがない間、ここから古いバージョンのファイルにアクセスすることができます。
同様に、NASボリュームにバックアップを作成する場合、スナップショットにソースのスペースを使用することで、ファイルのバージョン管理が可能になります。
ソースボリュームでスナップショットのサポートを有効にするには、CCCの“ソースセレクタ”をクリックし、[ボリューム名]のスナップショットを管理を選択します。
しかし、スナップショットを保持しておくことで、時間の経過と共にディスクの使用領域が増えるので、ソースのスナップショットの保持の上限を設定しておくことを推奨します。 さらに、起動ディスクでCCCのスナップショットのサポートを有効にする場合、アップデートや主要なOSアップグレードを適用する際、Appleのインストーラが起動ディスクからすべてのスナップショットを削除する可能性があることを忘れないでください。 スナップショットは恒久的なデータストレージの方法ではありません。
CCCスナップショットのサポートがソースボリュームで無効になっているのに、CCCがソースにスナップショットを作成するのはなぜですか?
バックアップタスクを実行中、CCCは適格なソースボリュームにスナップショットを自動的に作成して、そのスナップショットをバックアップタスクのソースとして使用します。 スナップショットは読み出し専用でマウントされるので、バックアップタスクを実行中にファイルに加えられた変更がバックアップタスク中にエラーを引き起こすことはないからです。 データのまさしくその時点(point-in-time)のバックアップを入手できます。 ソースボリュームでスナップショットを無効にしている場合、CCCは一時的なソースのスナップショットをバックアップタスクの終了時に自動的に削除します。